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靖国神社創立150年記念事業 さくら陶板が竣成

2019年10月23日

会員のページ

 

靖国神社では、本年、創立150年の節目の年を迎えるにあたり、「本殿・拝殿・霊璽簿奉安殿関連工事」「靖国会館内装改修・休憩所設置工事」「境内外苑整備工事」の3事業が実施されていた。このたび、最後となっていた「外苑整備工事」事業の一つとして取り組まれた各都道府県の「さくら陶板」の竣成記念式典が6月12日参集殿で開催された。

靖国神社創立150年記念事業の一つである境内外苑整備工事に伴い、本殿への参拝誘導と慰霊の心に触れる空間を創作する「いざないプロジェクト」で、本会婦人部が奉納した「靖国の時計塔」の移設工事等を含め、外苑東側に「慰霊の庭」が整備された。「慰霊の庭」には「さくら陶板」が設置され、6月12日、竣成記念式典・内覧会が開催された。

午前11時、参集殿で行われた竣成記念式典では、山口建史宮司が記念事業の趣旨や経緯などを述べ、「さくら陶板」を制作・奉納した陶工が紹介された。

「さくら陶板」は、各都道府県の陶工が靖国神社の象徴でもある桜の花弁をモチーフとして、同神社に祀られている英霊の故郷の土を用いて丹精込めて制作したものである。

式典に続き、外苑中央広場特設会場で、内覧会が催され、宇田川剱雄本会副会長、山口宮司、崇敬奉賛会代表、陶工代表等によるテープカットが行われた。招待された遺族はそれぞれの都道府県遺族会の名称が記された「さくら陶板」を内覧し、竣成を祝った。

内覧会でテープカットを行う宇田川本会副会長(右から2人目)

内覧会でテープカットを行う宇田川本会副会長(右から2人目)

女性部結成65周年の集い開催 靖国神社で奉納式・奉告参拝

2019年06月14日

お知らせ, 会員のページ

日本遺族会は5月13日、全国の女性部幹部86人が東京の靖国会館に参集し「女性部結成65周年の集いを」開催した。靖国神社にて奉納式及び奉告参拝、靖国会館で研修会を開き、靖国神社山口宮司による記念講演といった記念行事を実施した。

本会女性部は昭和二29年に婦人部協議会として発足し、平成18年に戦没者の妻に女性の遺児を加え、名称を婦人部から女性部と改正し本年六十五周年の節目の年を迎えた。これを記念し「女性部結成65周年の集い」を開催した。

本会からは水落敏栄会長(参議院議員)、宇田川剱雄・市來健之助両副会長、畔上専務理事らが出席した。

午前11時、百田節子女性副部長の開会の辞で始まり、初めに水落会長が「時代は令和となり、私たち遺族会は後継者育成という大きな課題を抱えているが、世界の恒久平和を希求する活動を次世代に繋げるべく、青年部と共に活動していきましょう」と挨拶した。次に三浦妙子女性部長が「光輝ある遺族会の後継者として青年部が自立していくため、女性部の環境を整え、育成、指導、支援していくことが必要だ」と挨拶した。

午前11時30分、靖国神社参集殿にて、奉納式が行なわれ、三浦部長は玉串料を山口建史宮司に渡し、宮司から女性部に対し感謝状が贈呈された。続いて奉告参拝が行なわれ、参加者全員で本殿に進み玉串を奉奠した。

宮司に奉納金を手渡す三浦妙子女性部長

宮司に奉納金を手渡す三浦妙子女性部長

午後1時15分から、靖国神社山口建史宮司による「靖国神社の本質」を演題とした記念講演が行われ参加者は熱心に聞き入った。講演後、野間征子女性副部長の閉会の辞で終了した。

講演する山口縦史靖国神社宮司

講演する山口縦史靖国神社宮司

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■靖国神社(やすくにじんじゃ)

2010年11月11日

常識としての日本語

明治維新というわが国が幕藩体制から近代国家体制へ生まれかわろうとするときに、一命を捧げた人たちの霊を慰めようと明治2(1869)年6月、明治天皇が「東京招魂社」として現在地に創立されたのが起源で、12(1879)年に「靖国神社」と改称されました。
先の大戦までに戦場で戦没された軍人・軍属だけでなく、文官、民間の人たちも祀られています。
たとえば、
沖縄で散った「ひめゆり」、「白梅」など7女学校部隊の女生徒、沖縄から鹿児島へ疎開中、敵潜水艦によって撃沈された「対馬丸」の児童たち、また、大東亜戦争終結直後の20年8月20日、ソ連軍の不法侵攻を最後まで内地に通報し続けて自決した樺太(サハリン)真岡の女子電話交換手、民間防衛組織の責任者として空襲下に爆死された人、学徒動員中に軍需工場などで爆死した学徒らも、等しく祀られています。
現職首相による8月15日の靖国神社参拝は、
昭和50(1975)年の三木武夫首相が初めてでしたが、60(1985)年には中曽根康弘首相が参拝しました。神社の春季、秋季例大祭には、20(1945)年11月の幣原喜重郎首相、26(1951)年10月の吉田茂首相など歴代の首相が参拝しています。
大東亜戦争後の歴代首相27人のうち、在職中に5回以上参拝した首相は、吉田茂(5回)、池田勇人(5回)、佐藤栄作(11回)、田中角栄(5回)、鈴木善幸(9回)、中曽根康弘(10回)で、小泉首相は、毎年一度の参拝をしています。

旧九段会館建て替え工事 

2022年01月18日

お知らせ

東急不動産株式会社と鹿島建設株式会社が出資する合同会社ノーヴェグランデによる、旧九段会館建替え工事は現在、保存棟、新築棟の建物の外観がほぼ完成し、内装工事、遊歩道・広場の外構工事が行われ、竣工は令和4年7月を予定している。

建物の概要は、敷地面積約八千七百六十五㎡、建物地上十七階(高さ七十五m)、地下三階、延床面積約六万八千㎡、駐車場百二十九台、建物用途は貸オフィス、宴集会場、シェアオフィス、飲食店舗、クリニックモールが計画され、さらにお濠沿いには遊歩道が設けられるなど、土地、建物の高度利用が図られる。

本会が建物の保存を強く要望していた本館建物は、歴史的な価値や景観上等の重要性に鑑み、登録有形文化財建造物に登録され、建物北東部分の外観をL字型に保存、帝冠様式の塔屋部分も保存され、当時の職人の粋が再現される。

また、歴史上重要な舞台となった二・二六事件の戒厳司令部が置かれた鳳凰の間や清王朝最後の皇帝愛新覚羅溥儀の実弟、溥傑と嵯峨浩が結婚披露宴を行った真珠の間等々も後世に伝えるべく残される。

本会事務局は、新築建物の四階部分の靖国神社、日本武道館を望む眺望の良い濠側に配置され、事務室・展示室・交流スペース等として供される。

概ね完成した九段会館の保存棟と新築棟の外観=令和3年12月24日撮影

概ね完成した九段会館の保存棟と新築棟の外観=令和3年12月24日撮影

第76回全国戦没者遺族大会を挙行 要望実現に向け

2022年01月18日

事業の取組み, 会員のページ

日本遺族会は12月13日東京・千代田区の自由民主会館8階ホールに全国の戦没者遺族代表218が参集して2年ぶりとなる第76回全国戦没者遺族大会を開催し、令和4年度政府予算に本会の要望事項が完全実現するよう決議した。大会終了後、関係大臣、自民党所属国会議員らに陳情運動を行い、本会の要望事項は政府予算に概ね盛り込まれた。

大会は午後1時、盛川英治事務局長の司会で始まった。宇田川劔雄副会長が開会を宣言、国歌斉唱に続いて靖国神社の杜に鎮まる246万6千余柱の英霊に感謝の黙祷を捧げた。

初めに水落敏栄会長が「新型コロナウィルスの世界的蔓延により、人が集う事、移動することに制限がかかる暮らしの中で、感染症予防を徹底し、本日二年ぶりに戦没者遺族大会を開催することが出来ました。皆様の『遺族会活動の灯を消すなかれ』とするひたむきなご努力によるものであります。」と挨拶した。

挨拶する水落敏栄本会会長

挨拶する水落敏栄本会会長

続いて、上川陽子幹事長代理、田畑裕明総務副大臣、古賀篤厚生労働副大臣、尾辻秀久遺家族議員協議会会長ら来賓が挨拶に立ち、遺族会の要望事項実現に向けて努力することを表明した。

大会は市來健之助副会長を議長に選任し、意見発表を江田肇常務理事、大会宣言、決議の両案を山下裕子、國政隆昭両常務理事が朗読し満場一致、拍手をもって採択された。次いで、山田大常務理事の発声で万歳三唱を行い、安齋満常務理事の閉会の辞で大会は終了した。

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