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戦没者遺族の遺留品返還 高知県で日章旗が遺族のもとへ

本会が厚生労働省から委託を受け実施している「戦没者等の遺留品返還に伴う調査」事業で、OBONソサエティから本会に照会があった日章旗が、昭和20年6月11日にフィリピンのルソン島で戦死した、高知県土佐清水市出身の段崎初見さん(享年22歳)のものであることが判明し、10月25日、返還式が行われた。

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この日章旗は、米国ハワイ州在住のクロ―イ・友美・グリア―さんの祖父が戦地から持ち帰り、家族で大切に保管されていたが、今回、高知県遺族会と土佐清水市三崎地区遺族会などが捜索し、遺族の所在が分かった。

返還式は土佐清水市役所で行われ、段崎さんの姪で野村季加さんら遺族8人が出席し、大石綏子高知県遺族会会長、吉名征郎三崎地区遺族会地区長らが見守る中、泥谷光信市長から日章旗が引き渡された。

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日章旗を受け取った遺族は、初見さんの戦死の知らせが届いた時、初見さんの母親が泣き崩れた様子などを語り合いながら故人を偲んだ。

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第3回硫黄島遺骨収集派遣 14柱を収容

日本戦没者遺骨収集推進協会主催による硫黄島戦没者遺骨収集第3回派遣団)が11月23日から12月9日の期間で実施され、日本遺族会からは4人の遺族が参加協力した。

今回は、第2回派遣と同じ硫黄島の南部落付近(第309独立歩兵大隊地域)を中心に遺骨の収容作業を行い、団員らは指定されたグリッド内の地表遺骨を入念に捜索するなどして、グリッド№.183W及び183Nで14柱の遺骨を収容した。

12月9日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で遺骨引渡式が挙行され、新型コロナウイルス感染予防対策のため東京神奈川、千葉、埼玉の1都3県から遺族代表が各1人参列し、派遣団が奉持した遺骨が厚生労働省職員へ引き渡されるのを見守った。また、日本遺族会からは宇田川剱雄副会長が代表で参列し、献花した。

硫黄島遺骨収集作業

旧九段会館建て替え工事 

慰霊友好親善事業実施30周年を記念して 参加者遺児の座談会を開催

本会の要望事項概ね達成 令和4年度政府予算 

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