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国立沖縄戦没者墓苑

2010年11月11日

政府建立慰霊碑

建立: 昭和54(1979)年2月
場所: 縄県糸満市摩文仁の
平和記念公園内
設計: 工学博士 谷口吉郎

沖縄県内で判明している471基(01年8月、県福祉・援護課調べ)の慰霊碑のなかで、唯一、日本政府の建てた納骨慰霊施設。
国の礎となった人たちを温かく抱擁していることを表現した納骨所は、片かなの「コ」の字形につくられている。
20万人超といわれる、県民を含む沖縄戦犠牲者のうち、18万人余の遺骨が琉球墳墓風の納骨堂に納められている。
この墓苑近くには、都道府県や団体の慰霊碑、慰霊塔が数多く建てられている。

大分県で日章旗返還 77年振りに遺族のもとへ

2022年03月17日

日章旗等返還の取組み

本会が厚生労働省から委託を受け実施している「戦没者等の遺留品返還に伴う調査」事業で、OBONソサエティから本会に照会があった日章旗について、大分県で遺族が判明し返還された。

日章旗は、大分県速見郡日出町(旧藤原村)出身で、昭和20年7月1日に沖縄で戦死した後藤今朝治(けさじ)さんのもので、カリフォルニア州在住のリンダ・ハーンさんが元米兵の父親から譲り受け大切に保管していた。

今回大分県遺族会連合会、日出町藤原遺族会の捜索により遺族の所在が分かり、1月16日、大分県護国神社で返還式が行われた。返還式では、遺族を代表して孫の後藤辰徳さんが日章旗を受け取った。辰徳さんは「祖父にとって何よりの供養。平和や反戦の思いを新たにした」と話した。

日章旗を受け取る後藤辰徳さん

日章旗を受け取る後藤辰徳さん

式に出席した大分県遺族会連合会の末光秀夫会長(本会理事)は「家族に会いたい一心で、旗は帰って来たのではないか。平和の尊さを次世代に引き継いでいくことの大切さを再認識した」と述べた。

また、日章旗と一緒に届いたリンダさんから遺族に宛てたメッセージには、「この旗があなた方を少しでもお慰めできますよう望んでいます。旗があなた方のもとへ帰っていくことは、私の慰めにもなります」と綴られていた。

返還された日章旗を持つ後藤辰徳さん=1月16日、大分県護国神社で

返還された日章旗を持つ後藤辰徳さん=1月16日、大分県護国神社で

 

遺留品等の手掛かり情報がない戦没者遺骨のDNA鑑定 対象地域を拡大して実施

2021年09月02日

会員のページ, 遺骨収集帰還事業

厚生労働省は、戦後75年以上を経て、戦没者遺族が高齢化していることを踏まえ、平成29年度に沖縄県、令和2年4月からは硫黄島及びキリバス共和国ギルバート諸島タラワ環礁で収容された遺留品等の手掛かり情報がない戦没者遺骨について、身元特定のためのDNA鑑定を公募により実施しており、これまでにタラワ環礁で2柱、硫黄島で2柱の戦没者遺骨について、それぞれ遺族との間で身元が特定されている。

これらの結果を踏まえ、同省は、DNA鑑定の対象地域を拡大して実施することとしており、遺族からの申請受付が令和3年10月1日から開始される(沖縄、硫黄島及びタラワ環礁は現在も引き続き申請受付中)。具体的には、戦没者遺骨を収容できた地域(検体が採取できた遺骨がある地域)を対象に申請を受け付け、同省の保管資料や申請された死亡場所等の情報に基づき、ある程度戦没者とのつながりが確認できる場合に、DNA鑑定が実施される。

現時点での対象地域は次のとおり(50音順)。
硫黄島、インド、インドネシア、沖縄、樺太、旧ソ連等(旧ソ連、モンゴル)、タイ、中部太平洋地域(ウエーク島、ギルバート諸島、ツバル、トラック諸島、パラオ諸島、マーシャル諸島、マリアナ諸島、メレヨン島)、東部ニューギニア、ノモンハン、ビスマーク・ソロモン諸島、フィリピン、ミャンマー

なお、申請書の様式や提出方法等の詳細については、厚生労働省が8月中に公表予定である。

【問い合わせ先】

厚生労働省社会・援護局事業課鑑定調整室

電話番号

03-3595-2219

新潟県で日章旗返還

2021年09月02日

日章旗等返還の取組み

「戦没者等の遺留品返還に伴う調査」事業で、OBONソサエティから本会に照会があった日章旗が新潟県妙高市出身で、昭和20年6月15日、沖縄で戦死した古川學さんのものであることが判明し、遺族に返還された。

日章旗は、米国テキサス州在住のデボラ・フォレットさんが元米兵の父親から譲り受け大切に保管されていたもので、新潟県連合遺族会、妙高市遺族会の捜索により遺族の所在が分かった。

6月30日、妙高市出身の戦没者を追悼する戦没者追悼法要が新井別院で営まれ、行政関係者や市遺族会役員ら約40人が参列。その席上で、入村昭市長から遺族の古川行雄さんへ日章旗が引き渡された。日章旗を受け取った行雄さんは「返還されるという話を聞いたときは本当に驚いた。古川家の家宝として大切に保管したい」と話した。スライド3

 

評議員会 書面決議で承認 理事・評議員の改選等

2021年07月14日

会員のページ

本会は、第14回評議員会を開催する予定であったが、首都圏の新型コロナウイルス感染拡大の兆候が見られることから、会議出席を控える評議員が増え、会議の成立定数に満たなくなる状況が想定されたので、急遽、評議員が一堂に会しての会議は行わず、書面による同意決議が諮られた。

議案は4年間の任期満了に伴う新たな評議員、監事の選任と、同じく2年間の任期満了に伴う理事の選任、令和2年度計算書類等の決議事項が何れも書面での同意を得られ、承認された。

新評議員、監事、理事に選任された方々は次の通り。(敬称略)

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