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令和3年度事業計画・予算等 理事会で書面により承認

2021年04月19日

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1月7日に首都圏1都3県に発出された緊急事態宣言の解除が3月21日まで伸びたことで、本会は第22回理事会を開催せず、書面による決議を行った。英霊顕彰運動及び処遇改善運動の経過並びに今後の運動方法、令和2年度本会諸会計予算の第1次補正、令和3年度活動方針・事業計画及び収支予算について何れも承認された。

令和3年度事業計画(要旨)はこちら

タラワ環礁での遺留品のない遺骨が遺族へ返還 DNA鑑定で身元判明

2021年04月19日

お知らせ, 会員のページ, 遺骨収集帰還事業

キリバス共和国ギルバート諸島タラワ環礁で戦没され、身元を特定する遺留品がなかったがDNA鑑定で身元が判明した海軍二等機関兵曹、野村正敏さんの遺骨が2月26日、長崎市在住の遺族へ返還された。

厚生労働省は、米国のハワイにあるDPAA(米国国防総省捕虜・行方不明者調査局)から提供された、タラワ環礁で収容されたアジア人と見られる遺骨162柱の検体のDNA鑑定をおこなっており、昨年11月判明した2柱を受領し日本へと送還したが、その内の1柱が野村さんの遺骨だった。

野村さんは佐世保鎮守府第7特別陸戦隊に所属し、昭和19年11月25日に戦死されているが、弟の貞之さんとのDNA型照合で身元が特定され、出征して以来80年ぶりに遺族へと遺骨が引き渡された。

厚労省は、平成28年以降、沖縄県、硫黄島、キリバス共和国の三地域で「遺品の無い」遺骨の身元を特定する鑑定を進めており、これまでタラワの2柱と硫黄島の2柱の身元が判明している。

これらの成果を踏まえ厚労省は、遺留品等の手掛かり情報がない戦没者遺骨の身元特定のためのDNA鑑定を、今後は地域を限定せずに公募により実施することとしている。

 

戦争と平和を考える場 岡山平和祈念館の紹介

2021年02月10日

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岡山県遺族連盟は一昨年、創立70周年を迎えたことから記念事業として、岡山市中央区の岡山縣護國神社境内に戦没者の遺影や道徳を忍ぶ遺品などを展示し、戦争と平和を考える契機となる施設として「岡山平和祈念館」を建設した。

同館は、令和元年5月に起工、9月末日に竣工し、翌年三月二十六日に開館式典が行われた。

館内は延床面積325平方㍍。県内戦没者遺族から提供された英霊の遺影はじめ、岡山県・同神社の歴史、戦地から家族に宛てた手紙や軍服、返還された戦争当時の日章旗の他、昭和6年の満州事変から終戦までの歩みなどのパネルが展示されている。

また、ビデオ室を設けており、次世代を担う子供たちをはじめ、多くの人々が戦争の悲惨さ、平和の尊さを学び平和を願うための各種作品を上映している。

 

戦没者の遺族から寄贈された寄せ書き日の丸などの遺品や遺影が並ぶ館内

戦没者の遺族から寄贈された寄せ書き日の丸などの遺品や遺影が並ぶ館内

【開館時間】10時~16時

【休館日】月曜日(祝日または振替休日の場合開館、翌日休館)、年末年始

【入場料】無料

【住所】岡山県岡山市中区奥市3―22

【問合せ先】岡山県遺族連盟事務局☎086―271―7175まで。

令和3年度政府予算 本会要望事項が概ね認められる

2021年02月10日

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政府は12月21日午前の閣議で、令和3年度政府予算案を決定した。本会関係では、感染予防に配慮した全国戦没者追悼式挙行経費の増額や、公務扶助料、遺族年金等の据え置きをはじめ、遺骨収集事業に係る経費、戦没者遺児による慰霊友好親善事業の実施等その他の処遇改善項目に係る予算も概ね要求通り計上された。

厳しい財政状況下のなか11月下旬から本会は、各支部に対してコロナウイルス感染症対策に万全を期して、自由民主党所属地元選出国会議員本人等に対し「戦没者遺族の処遇改善に関するお願い書」を手交し、本会の要望事項実現に対する理解と協力を求める運動を展開するよう要請した。そして、全国の戦没者遺族が一丸となって陳情運動を実施した結果、本会の要望事項は概ね実現した。

令和3年度政府予算における戦没者遺族等への処遇は、公務扶助料・遺族年等の据え置きをはじめ、感染防止に配慮した全国戦没者追悼式挙行経費が本年度予算に比べ3千2百万円増額の1億9千5百万円が計上された。また、遺骨の鑑定実施体制の充実を図るために遺骨鑑定施設設立の準備費が新たに認められた。その他、戦没者遺留品の返還に伴う調査一式費用として1千4百5十万円、遺児による慰霊友好親善事業は令和2年度と同様に17地域・9百人を派遣する予算額、昭和館の運営に係る経費など概ね本会の要望通り計上された。令和3年度政府予算における戦没者遺族処遇改善項目はこちら

 

令和2年度厚生労働大臣表彰 援護事業功労者107人が受賞

2020年12月23日

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 令和2年度の援護事業功労者に対する厚生労働大臣表彰の被表彰者が発表され、多年にわたり戦没者遺族、戦傷病者、引揚者等の援護事業に携わった援護事業功労者、百七人が受賞。このうち日本遺族会関係者百四人が栄ある受賞に輝いた。今年度は現下の新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、表彰式は開催しないこととなった。

大臣表彰は、昭和四十年五月に第一回目の援護事業功労者に賞状伝達式が行われ現在に至っているが、今年度は、現下の新型コロナウイルスの感染状況に鑑み表彰式は開催せず、田村憲久厚生労働大臣のあいさつ並びに日本遺族会水落敏栄会長の祝辞が添えられ、表彰状と記念品が被表彰者百七人に届けられた。

田村厚労大臣祝辞はこちら 水落会長祝辞はこちら

表彰された本会関係の四十一支部百四人の方々は次の通り。

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