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第58回沖縄平和祈願慰霊大行進 参加者募集

2019年04月08日

お知らせ, 会員のページ

日本遺族会では、毎年6月23日に沖縄県遺族連合会と共催で実施している「沖縄平和祈願慰霊大行進」が今年で58回目を迎え、参加者を募集している。この事業は、先の大戦で多くの尊い命が失われた沖縄戦を振り返り、砲弾降りしきる中、苦難の撤退を余儀なくされた戦没者が辿った道程を行進し、平和を祈願するものである。

全戦域の戦没者遺族が参加可能であり、家族での参加も歓迎する。特に孫・ひ孫等の青年部が多く参加され、戦争の悲惨さ、平和の尊さを学び、語り継ぐ機会としてもらいたい。

参加募集要項は以下のとおり。

募集要領

▼期間 6月22日(土)~24日(月)2泊3日

費用 約3万6千円程度。

※費用には宿泊代、食事代、バス借上げ代、添乗員費用、懇親会費用等が含まれる。

㊟参加人数により費用は異なります。また、自宅から沖縄の往復交費、那覇空港から那覇市内のホテルまでの往復交通費

は個人負担となりますので、各自お手配ください。

宿泊 パシフィックホテル沖縄

申込先 在住する各都道府県遺族会事務局へ

▼申込締切 5月10日(金)

摩文仁の丘に向かい行進

摩文仁の丘に向かい行進

なお、行進する道程は、糸満市役所から摩文仁までの約8.5キロとなります。

 

第16回理事会を開催 次年度事業計画等を承認

2019年04月08日

お知らせ, 会員のページ, 組織のPR

日本遺族会は2月21日、第十六回理事会を東京千代田区の千代田会館で開催した。英霊顕彰運動及び処遇改善運動の経過並びに今後の運動方法、平成30年度本会諸会計予算の第二次補正、平成31年度事業計画及び収支予算などについて審議がなされ、何れも承認された。

会議は午後1時30分、畔上和男専務理事の進行で開会、水落敏栄会長(参議院議員)に代わり宇田川剱雄副会長が挨拶。議長に市來健之助副会長が選出され議事へと移った。

本会の平成31年度事業計画の英霊顕彰運動では、根幹である内閣総理大臣、閣僚の靖国神社参拝が途絶えていることから、引き続き総理、閣僚が参拝されるよう要請するとともに、定着化に向けて努力するとした。また国会議員本人の参拝も大きく減少していることから、参拝されるよう地元選出国会議員に対し強く要請するとした。

処遇改善運動では、公的年金の引き下げや、弔慰金などの支給取りやめ等を模索する動きがあることから、あくまでも国家補償の理念で支給されていることを、機会を捉え広く知らしめる努力を引き続き行うとした。

組織の拡充強化では、次世代後継者である本会青年部の育成に努めるとともに、本会・青年部が両輪となって新しい遺族会の構築に努めるとし、支部にあっては、引き続き魅力ある支部づくりを構築するとともに、戦没者の孫、ひ孫等青年部の組織化、リーダーの育成、さらに、甥、姪を含めた新規会員の獲得に努めるとし、そのため、孫、ひ孫の実態調査を引き続き推し進めるとしている。

さらには、戦没者遺児の慰霊友好親善事業の事業内容の充実、遺骨収集事業への積極的参加。海外等に散逸する戦没者遺留品の調査と早期返還や、社会活動の推進。九段会館跡地利用についての対応、昭和館事業の推進等も承認された。

平成31年度事業計画(要旨)

平成30年度慰霊友好親善事業実施状況 台湾・バシー海峡

2019年04月08日

お知らせ, 慰霊友好親善事業

市來健之助本会副会長(山口県遺族連盟会長)を団長とする台湾・バシー海峡慰霊友好親善訪問団は、一月十八日、全国十一都県の遺児代表十三人が東京・靖国会館に集合し結団式を行い、靖国神社で旅の安全を祈願し昇殿参拝を行った。翌日成田空港から台北へと降り立ち、北東方の宜蘭に向かった。二十日、宜蘭では台北陸軍病院の宜蘭分院跡で慰霊祭を行い亡き父を偲んだ。さらに訪問団は宜蘭から西進して台中へと南下。途中白沙岬の燈台に立ち寄り台湾海峡を望み花束を手向け手を合わせた。

二十一日、台中から海岸線を北上し西海岸から北西方面を望んで慰霊祭、亡き父たちに積年の思いを語り一路懇丁へと南下した。二十二日朝、ホテルの会議室で慰霊祭を行い、祭壇に故郷から持参した品々を供えて亡き父に語りかけ、冥福を祈った。慰霊祭終了後、中型ボートを借り上げ、やや荒波の中をバシー海峡方面へ南下。沖合いの海上で船と運命を共にした父上をはじめ、ご英霊に花やお酒を手向けて懇ろに弔った。

亡き父の冥福を祈り海に花を手向ける

亡き父の冥福を祈り海に花を手向ける

二十三日、猫鼻頭の海峡海域で海没された霊を弔うため建立された潮音寺で、全戦没者追悼式を挙行し戦没された方々の霊魂安かれと祈った。同日訪問団は台北へと戻り、日本と台湾の架け橋となっている日本台湾交流協会台北事務所の方々を招いての懇談会を開催し、意見交換がなされた。

友好親善では帰国日の二十四日に台北市松年福祉会「玉蘭荘」を訪問し、日本台湾交流協会立会いのもと、車椅子を寄贈し民間外交を務め、帰国の途についた。

玉蘭荘を訪問し、車椅子を寄贈

玉蘭荘を訪問し、車椅子を寄贈

平成30年度慰霊友好親善事業実施状況 ミャンマー

2019年04月08日

お知らせ, 慰霊友好親善事業

國政隆昭本会常務理事(鳥取県遺族会会長)を総括団長とする戦没者遺児によるミャンマー・タイ慰霊友好親善訪問団は、11月28日から12月6日までの9日間、永年の念願であったミャンマー・タイの各地を訪れ、亡き父の眠る地において70有余年に及ぶ思いを父と語らい、慰霊を行ったほか、小学校や病院を訪問し、学用品や車椅子等を寄贈するなどの民間外交を行い、友好親善を深めた。

11月27日、全国の遺児代表36人が東京・千代田会館に集合し結団式を行い、靖国神社にて昇殿参拝後、前泊の成田へ移動。翌日の28日成田を出発し、同日A班・B班はヤンゴンに、C班はヤンゴン経由でバンコクに到着した。

翌日29日より3班に分かれ、それぞれの慰霊地へと向かった。A班はテニー村、キャクタガ東方、スワ東方、トングー東方、ピュー東方、カレワ北方、カレミョウ西方、ヤンゴン。B班はミートキーナ、モガウン方面、マンダレー、メイミョー、エンガン方面、ピヨベ、メークテーラ、パガン方面。C班はバンコク、クンユアム方面、アンポパイ方面、モールメン、ラーヘン方面へと向かい、それぞれ慰霊祭を執り行い、亡き父に積年の思いを語りかけ、共に散華された英霊の冥福を祈った。

タイ・クンユアム方面のホエブロン村での慰霊祭

タイ・クンユアム方面のホエブロン村での慰霊祭

また、A班はペグーとヤンゴンの小学校へ、B班はミートキーナの小学校へ、C班はメーホンソーンの小学校を訪問し、団員が持ち寄った学用品等を贈呈し、子供たちと交流を図り、楽しいひとときを過ごした。

ペグーの小学校を訪問し、生徒から歓迎を受ける

ペグーの小学校を訪問し、生徒から歓迎を受ける

さらに、A班はカレミョーの総合病院、B班はパガンの総合病院、C班はモールメンの総合病院へ、それぞれ車椅子を寄贈し、現地の方々との友好を深めた。

12月4日には、ヤンゴン市街の北オカラッパ日本人墓地「ビルマ平和記念碑」前にて、在ミャンマー日本国大使館代表並びに日本人会代表の参列の下、全戦没者追悼式を挙行し、英霊に感謝と追悼の誠を捧げた。

一行は6日、所期の目的を果たし、亡き父との別れを惜しみつつ、それぞれの思いを胸に帰国の途に就いた。

パラオ諸島で遺骨収集を実施

2019年04月08日

お知らせ, 遺骨収集帰還事業

日本戦没者遺骨収集推進協会主催のパラオ諸島遺骨収集派遣が12月1日から13日の期間で実施され、本会から2人が参加協力した。

12月3日、派遣団は在パラオ日本国大使館、パラオ共和国関係機関を表敬訪問し、今回の派遣目的を伝え、遺骨の収容等について協力を求めた。

翌日からは、ペリリュー島班とアンガウル島班に分かれて行動し、試掘、遺骨収容作業、遺骨鑑定等の任務を遂行した。

ペリリュー島班は、中央高地、オレンジビーチ周辺で現地作業員の協力を得て、推定12柱を収容した。また、本年度の現地調査派遣で既に収容されていた遺骨も含めて、日本から同行した遺骨鑑定人により、日本人戦没者の遺骨と判定された45柱を焼骨し、12月10日、「みたまの塔」で追悼式を執り行い、追悼文を読み上げ戦没者の冥福を祈った。

アンガウル島班は、これまでの現地調査で判明した、「サイパン日本人墓地」を考古学者、遺骨鑑定人の指導のもと、不発弾(米軍手榴弾)を除去しながら発掘し、日本人戦没者の遺骨と判定された5柱を収容した。今回収容した遺骨は、アンガウル戦没者慰霊公苑隣に建設した遺骨保管用の建物に安置した。

アンガウル島のサイパン日本人墓地での発掘調査

アンガウル島のサイパン日本人墓地での発掘調査

12月13日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で引渡式が行われ、多くの関係遺族、国会議員らが見守る中、派遣団が送還した45柱の遺骨が厚生労働省職員へ引き渡された。また、日本遺族会を代表して、水落敏栄会長が祭壇に献花した。

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