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戦没者等の遺留品返還事業 遺族への返還相次ぐ

2021年02月10日

お知らせ, 日章旗等返還の取組み

本会が厚生労働省から委託を受け、OBONソサエティと連携し実施している「戦没者等の遺留品返還に伴う調査」事業で、日章旗等の遺留品が3県で遺族へ返還された。また、佐賀県遺族会から捜索を依頼された56枚の海軍兵士の肖像写真では、これまで24枚について遺族が判明し、返還が完了している。

日本遺族会は、平成25年からOBONソサエティの遺留品返還活動に協力しているが、平成30年度に「戦没者遺留品の返還に伴 う調査」事業が新たに予算化され本会に事業が委託されてから、遺留品の調査依頼が急増し、それに伴い返還数も増加している。

また、OBONソサエティ以外に本会が直接調査依頼を受けた遺留品についても、返還につながるケースが増えてきている。

特に本年度は、佐賀県遺族会から遺族が所有していた兵士の肖像写真56枚を本会が預かり、調査を続けており、24枚が関係遺族へ返還されている。写真は、昭和18年7月に海軍の工作兵修業が終了し、一人ずつ記念写真を撮った若い水兵で、写真の裏には、自分の名前、住所、戦地へ赴く決意、指導を受けた教班長への感謝の言葉などが記されている

 兵庫県、長崎県、高知県で、遺留品がそれぞれ遺族に返還

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遺留品返還 山形県と兵庫県で

2020年12月25日

日章旗等返還の取組み

本会が厚生労働省の委託を受け実施している「戦没者遺留品の返還に伴う調査」事業で、戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった軍隊手帳、日章旗が、山形県と兵庫県でそれぞれ遺族に返還された。

山形県では、米国オハイオ州のジェフ・ブラウンさんが、元米兵の父が戦地から持ち帰り譲り受け保管されていた軍隊手帳が、フィリピン・ルソン島で戦死した山形県上山市出身の冨塚光雄さんのものであることが判明し、遺族の所在も特定された。

11月23日に、上山市戦没者遺族会山口武男会長、漆山房夫副会長、薄沢地区冨塚和彦会長の3人が義理の姪にあたる冨塚昭子さんの自宅を訪れ、軍隊手帳を引き渡すと、昭子さんは、涙を流して喜んでいた。

軍事手帳を受け取った富塚昭子さん=山形県

軍隊手帳を受け取った富塚昭子さん=山形県

 

兵庫県では、米国フロリダ州在住のディオン・ブレイジングさんが元米兵の叔父が戦地から持ち帰った日章旗を譲り受け保管していたが、インターネットでOBONソサエティの活動を知り、遺族への返還を希望していた。今回の調査で、日章旗はフィリピン・ルソン島で戦死した兵庫県姫路市出身の山口則敦さんのものであることが判明し、兵庫県遺族会姫路支部が捜索し、長女の小石則子さんが宝塚市に在住していることが分かり、返還に至った。

日章旗を受け取った小石則子さん=兵庫県

日章旗を受け取った小石則子さん=兵庫県

 

則子さんは、ブレイジングさんへ宛てたお礼の手紙の中で、「懐かしさのあまり久しぶりに父の頬擦りを受ける思いで、しっかり胸に抱きしめて眠りにつきました」と日章旗が届いた日のことを伝え、「一人でも多くのご家族に私のような喜びと安らぎの日が訪れることを願っています」と綴っていた。

戦没者遺留品返還事業 岐阜県、兵庫県で日章旗返還

2020年11月25日

お知らせ, 日章旗等返還の取組み

本会が厚生労働省の委託を受け実施している「戦没者遺留品の返還に伴う調査」事業で、戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった日章旗が、岐阜県、兵庫県でそれぞれ遺族に返還された。

岐阜県では、米国カルフォルニア州在住の米国人フランク・ムーアさんとシャロン・ムーアさんが元米兵の父親が戦地から持ち帰り大切に保管されていたのを譲り受けた日章旗が、フィリピンで戦死した岐阜県揖斐川町出身の髙崎正さんのものであることが判明した。10月5日、同町三輪の三輪神社で戦没者追悼式典に合わせて返還式が行われ、富田和弘町長から、従姪の髙崎ひろみさんと夫の武記さんに日章旗が返還された。2人は式典の出席者らと共に旗を広げ、書き込まれた名前をじっくりと確かめていた。

武記さんは「旗に署名してくれた人と、これを持って戦争へ行った正さんはどんな気持ちだっただろうか。今の時代に生まれた僕には全然分からず、言葉がない。大切に保管して子どもたちに伝えていきたい」と声を震わせて決意を語った。

兵庫県では、米国アリゾナ州在住の米国人マイケル・マークランドさんが、元米兵の父親が戦地から持ち帰られたのを譲り受け大切に保管されていた日章旗が、フィリピンで戦死した兵庫県姫路市出身の岡本朝夫さんのものであることが判明し、10月26日に姫路護国神社にて兵庫県遺族会姫路支部長の三木英一支部長と泉和慶宮司立ち合いのもと、甥の岡本明さんに返還された。

朝夫さんは8人兄弟で、その末っ子が明さんの父にあたり、明さんは「亡くなった父から海軍の真っ白な制服を着たおじの話を聞いたことがある。皆さんの思いやりで遺品が帰ってきてありがたい。父が生きている間に見せてやりたかった」と話した。

日章旗を受け取る甥の岡本明さん(左)

日章旗を受け取る甥の岡本明さん(左)

兵庫県②

 

戦没者遺留品の返還 青森県、岩手県、愛知県、島根県で

2020年10月08日

お知らせ, 日章旗等返還の取組み

本会が厚生労働省の委託を受け実施している「戦没者遺留品の返還に伴う調査」事業で、戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった日章旗が、青森県、岩手県、愛知県、島根県でそれぞれ遺族に返還された。

 

青森県では、米国ロードアイランド州の元陸軍兵士が持ち帰った日章旗が、五戸町出身フィリピン・ミンダナオ島で戦死した、久保田松三郎さんのものと分かり、青森県遺族連合会の調査で遺族が判明した。7月22日、五戸町役場で、久保田さんの甥にあたる久保田松雄さんに若宮佳一町長から日章旗が引き渡された。松雄さんは「七十五年もたって、こんなきれいな状態で届けられるとは驚いた」と感慨深げに話した。

 

岩手県では、米国ミシガン州の元米兵が戦地から持ち帰り、近隣住民が譲り受けて保管していた日章旗が、陸前高田市出身の神原寅雄さんの長女の津恵子さんに返還された。唯一の形見だった寅雄さんの写真を火災で焼失し、東日本大震災の津波でも自宅を被災するなど苦難の人生を歩んできた津恵子さんは、「うれしいような悲しいような複雑な気持ち。心の中で続いてきた戦争は、これで一つの区切りになると思う」と帰って来た日章旗を手にし、涙ぐんだ。

 

陸前高田市遺族会高田支部の皆さんへ日章旗を披露する津恵子さん(右端)

陸前高田市遺族会高田支部の皆さんへ日章旗を披露する津恵子さん(右端)

 

愛知県では、愛知県犬山市出身で、フィリピン・レイテ島で戦死した和泉則男さんの日章旗が判明し、則男さんの兄の孫にあたる敬也さんに、八月四日、犬山市役所で山田拓郎市長が立ち合い、県連合会の柴田義継会長、市遺族連合会の小嶋毅会長から敬也さんに返還された。敬也さんの母芳子さんは「すごくありがたい。舅からはすごく頭のいい秀才だったと聞いていた」と感慨深げに語った。

8月4日、犬山市役所での返還式

8月4日、犬山市役所での返還式

 

島根県では、フィリピン・ルソン島で戦死した松江市乃白町出身の細田仙次郎さんのアルバムが、7月15日、島根県松江合同庁舎で行われた伝達式で、仙次郎さんの長男の善男さんに引き渡された。伝達式には、遺族五人が出席し、善男さんは「おふくろも話してくれなかったので、おやじの思い出はほとんど分からない」としながらも、写真1枚1枚に見入りながら、朝晩に拝んでいる仙次郎さんの仏壇に「返ってきたよと言いたい」と笑顔で話した。

戦没者の遺留品返還 3県で日章旗を返還

2020年08月24日

お知らせ, 日章旗等返還の取組み

本会が厚生労働省の委託を受け実施している「戦没者遺留品の返還に伴う調査」事業で、戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった日章旗が、秋田県、新潟県、愛知県でそれぞれ遺族に返還された。

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