9月から10月にかけて、各ブロック会議が相次いで開催された。
本会からは宇田川剱雄、市來健之助の両副会長らが手分けして出席した。また各道府県遺族会から正副会長、女性部長等の役員及び事務局長らが出席して、遺族会が抱える諸問題等を議論した。
会議は、畔上和男専務理事から中央情勢の説明があり、各ブロック会議では道府県遺族会で抱える問題点について議論された。特に高齢化が進む遺族会にあって、組織の存続・財政問題や青年部の育成・活動状況など、取り組むべき課題について意見が交わされた。
第1ブロック会議は9月13、14日、上山市日本の宿古窯で、第5ブロック会議は9月20、21日、大分市大分護国神社で、第3ブロック会議は9月27、28日、奈良市ホテル日航奈良で、第5ブロック会議は10月4、5日、高松市ホテルパールガーデン、第2ブロックは10月18、19日、甲府市の甲府富士屋ホテルでそれぞれ開催された。
財務省は9月7日、各省庁が提出した平成31年度政府予算の概算要求総額を発表した。一般会計の総額は102兆7千6百58億円となり、5年連続で100兆円を越え、これまで過去最大だった平成28年度要求額を上回った。本会関係では、遺骨収集事業等の推進費増額など本会の要望事項がほぼ盛り込まれた。
日本遺族会が厚生労働省から委託を受け実施している海外民間建立慰霊碑移設等事業で、ロシア連邦、カザフスタン共和国へそれぞれ2人を相次いで派遣した。
日本戦没者遺骨収集推進協会は、旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集派遣で、ハバロフスク地方第二次及びザバイカル地方を7月23日から8月8日の期間で、クラスノヤルスク地方及びブリヤート共和国を8月6日から8月22日の期間で実施し、本会からも各派遣に対し参加協力した。
旧満州、旧ソ連を実施
日本遺族会主催の平成30年度「戦没者遺児による慰霊友好親善事業」では、旧満州、旧ソ連を実施した。同事業は、各戦域を訪れ亡き父等の戦没地を巡り慰霊追悼を行うとともに、各地で小学校や病院等を訪問し、現地の方々との友好親善を深めていく。