日本遺族会は、厚生労働省の補助事業である「戦没者遺児による慰霊友好親善事業」のボルネオ・マレー半島、マリアナ諸島、トラック・パラオ諸島地域を実施した。3地域に総勢39人の遺児が参加した。
日本遺族会が平成30年度から厚生労働省から委託を受け実施している「戦没者遺留品の返還に伴う調査」事業として、9月6日から10日の期間で畔上和男専務理事(他事務局一人)はアメリカのオレゴン州を訪問し、本事業の協力団体であるOBONソサエティの活動状況を確認するとともに今後の業務の進め方等について協議した。
東部ニューギニア、ビスマーク諸島、西部ニューギニアを実施
日本遺族会は2月22日開催の第14回理事会で「今後の遺族会を考える特別委員会」を設置することを決定し、第1回特別委員会が9月5日、開催された。
第1回目の会合は東京・千代田会館会議室で開催され、特別委員会の委員長に宇田川剱雄副会長、副委員長に市來健之助副会長が互選され始まった。宇田川委員長が座長となり、はじめに委員会の名称を「今後の遺族会のあり方を考える特別委員会」と決定した。その後、特別委員会で検討する事項等について協議がなされ、特に、高齢化著しい遺族会の現状把握の必要性から、支部の実態調査を行うことが決められた。
今後、約1年半程度かけて協議を重ね、水落会長に報告書を取りまとめ提出する予定となっている。
▼委員(順不同)○委員長・宇田川剱雄氏、副委員長・市來健之助氏、○委員=畔上和男氏(専務理事)、永澤庄一郎氏、狩野安氏、山田大氏、國政隆昭氏、石井順二郎氏(各常務理事)、三浦妙子氏(常務理事・女性部部長)、山田周二氏(事務局長協議会・幹事長)、辻正人氏(青年部長)▼オブザーバ=羽毛田信吾氏(昭和館)、八神敦雄氏(厚生労働省大臣官房審議官・援護担当)の以上十三人
日本戦没者遺骨収集推進協会(推進協会)は、ビスマーク・ソロモン諸島戦没者遺骨収集派遣(第1次)を9月19日から9月30日の期間でソロモン諸島ガダルカナル島において実施し、本会からは3人を派遣協力した。