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遺留品返還事業 米国オレゴン州を訪問 OBONソサエティと委託契約締結

2019年10月23日

日章旗等返還の取組み

平成30年度から始まった「戦没者遺留品の返還に伴う調査」事業は、本年度も厚生労働省から本会に事業が委託された。それに伴い本事業の協力団体であるOBONソサエティに業務の一部を再委託する委託契約を締結するために、8月27日から31日の期間で水落敏栄会長(他事務局一人)はアメリカのオレゴン州を訪問した。

8月27日にオレゴン州ポートランドに到着した一行は、在ポートランド領事事務所・寺岡敬総領事を表敬訪問し、OBONソサエティ共同代表レックス、敬子ジーク夫妻が同席して、本会とOBONソサエティとの協力体制等について説明した。その後、OBONソサエティを支援している有識者との会合に出席し、水落会長が日頃の支援に謝意を述べるとともに、「遺骨はおろか、遺品すら還ってきていない戦没者遺族にとって、日章旗はまさに愛しい肉親を偲ぶ遺骨にも違わない大切なものであります。高齢化する遺族へ速やかに遺品等を返還するためには、OBONソサエティのご協力なくしては成り立ちません。」と挨拶した。

28日、OBONソサエティの法的アドバイザーと再委託に関する契約書について協議し、お互いに契約内容に問題がないことを確認した。一行はアストリアに移動し、コロンビア川海洋博物館でOBONソサエティが監修した日章旗返還に関する常設展示コーナーを視察し、博物館館長から、今後展示内容の拡充が予定されていることを知らされた。

翌日29日は、アストリア市内にOBONソサエティが借りているアーカイブセンター(記録保管所)で、OBONソサエティの理事が立ち会い、本年度の再委託契約書に水落会長、OBONソサエティ共同代表がそれぞれ契約書に署名し、委託契約が締結した。また、水落会長は地元新聞社の取材を受け、OBONソサエティの活動に対する賛同者から寄付が集まるよう紙面で紹介することを記者に依頼した。

今回再委託契約が締結したことにより、OBONソサエティの活動がさらに充実し、戦没者遺族への遺留品返還がより加速することが期待される。

再委託契約を締結し、握手を交わす水落会長とジーク共同代表。右は敬子氏

再委託契約を締結し、握手を交わす水落会長とジーク共同代表。右は敬子氏

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