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山形県で日章旗返還

2018年03月15日

日章旗等返還の取組み

 戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった、フィリピンで戦死した荒井清男さんの日章旗について、山形県遺族会へ遺族の捜索を依頼していたところ、荒井さんが旧鈴川村双月町(現山形市)出身であることが分かり、遺族の所在も判明した。

 荒井さんの日章旗は、カリフォルニア州在住の米国人キャロル・ヒルさんが遠い親戚から譲り受け保管していたが、地元の新聞でOBONソサエティの活動と旗に込められた意味を知り、遺族への返還を希望していた。

 1月31日、山形市の県護国神社内にある県遺族会事務所で返還式が行われ、同会の阿部博子副会長から荒井さんの次女の菊子さんへと日章旗が引き渡された。菊子さんは、既に他界した母の志げ江さんを思い、「さみしさを隠して父のことは何一つ語らなかった母だが、本当に喜んだだろう」と話し、日章旗を前に、「父が帰ってきたみたいだ」と父のぬくもりを感じていた。

阿部博子山形県遺族会副会長から日章旗を受け取った荒井菊子さん(右)

阿部博子山形県遺族会副会長から日章旗を受け       取った荒井菊子さん(右)

 

 

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