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三重県で日章旗返還

2017年11月08日

日章旗等返還の取組み

 戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった根本哲氏の日章旗について、三重県遺族会へ遺族の捜索を依頼していたところ、伊賀市遺族会の協力を得て、妹の根本トメノさんが伊賀市内に在住していることが判明した。

 フィリピンのルソン島で戦死した根本氏(当時二十六歳)の日章旗は、ワシントン州在住のシェリル・グッドキンさんの大叔父(元米兵)が戦地から持ち帰ったもので、シェリルさんが譲り受け長年保管していたが、日章旗に込められた意味を知り、OBONソサエティに遺族への返還を依頼していた。

 9月24日、市内で開かれた伊賀市戦没者追悼式(市主催)で、日章旗の返還式が行われた。伊賀市長も立ち合い、日章旗の持ち主探しに奔走した市遺族会の田中徹会長からトメノさんら家族に日章旗が手渡された。

兄の旗を手にしたトメノさんは、「今になって兄が帰ってくるなんて感激です。この旗を兄と思って供養します。」と話していた。

戦死した根本哲氏の遺影とともに日章旗を受け取る遺族

戦死した根本哲氏の遺影とともに日章旗を受け取る遺族

 

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