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遺骨帰還事業 硫黄島へ相次いで派遣

2012年07月26日

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本年度の硫黄島遺骨帰還事業が大幅に拡大されたことに伴い、本会では政府に対し戦没者遺族による参加者を派遣協力している。

五月二十一日から三十一日までの「第一回開削・調査立会」に一人、六月十四日から七月三日までの「第二回開削・調査立会」に二人、五月三十日から六月十四日までの「第一回通常派遣」に五人、六月十八日から三十日までの「第二回通常派遣」に六人を派遣した。

開削・調査立会は、通常派遣の遺骨収容に先駆けての調査派遣で、政府により区分けされた調査地域を調査員が踏査し、自然環境等の保持に配慮したうえで、重機等による地下壕等の発掘が進められ、発掘された壕等において内部検証が実施され、以後の遺骨収容の必要性の有無が精査された。また、民間の物理探査業者による空洞探査が並行して行われた。

通常派遣では、開削・調査立会により遺骨収容の必要性が有りと判定された壕等において順次遺骨収容が実施された。

今回の調査及び遺骨収容が実施された地域は、硫黄島北西部の大坂山周辺から漂流木にかけての地域で、第一及び第二回通常派遣で延べ二十八柱が収容された。収容された遺骨は硫黄島にある厚生労働省の仮霊安室に安置され、来年二月に奉還される予定である。

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