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愛知県で日章旗返還

戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった、沖縄で戦死した本田萬作さんの日章旗について、愛知県遺族連合会へ遺族の捜索を依頼していたところ、本田さんが安城市出身であることが分かり、遺族の所在も判明した。

本田さんの日章旗は、マサチューセッツ州在住の米国人のウィルソンさんが元米兵の父親から譲り受け保管していたが、OBONソサエティの活動を知り、遺族への返還を希望していた。生前に父親も日章旗の返還を模索していたが叶わぬまま他界したため、今回の返還に際し、「父の長年の願いでもあった日章旗のご遺族が判明し心から嬉しく思います。本田家のご親族皆様にとって旗の返還が心の終止符となられますよう願っております。」とウィルソンさんから遺族あてにメッセージが添えられた。

5月14日、安城市役所で返還式が行われ、神谷学市長から本田さんの長男である紘さんへと日章旗が引き渡された。紘さんは、「こんなに長い時を経て帰ってくるとは思わなかった。うれしい限りです」と話した。

日章旗を神谷学・安城市長から受け取った本田紘さん(左)

日章旗を神谷学・安城市長から受け取った本田紘さん(左)

第57回沖縄慰霊大行進 平和を願い摩文仁の丘へ

沖縄は6月23日、住民を巻き込み23万余の尊い命が失われた地上戦が終結して73年目の「慰霊の日」を迎えた。県内各地で戦没者の冥福を祈る慰霊行事が執り行われる中、日本遺族会は沖縄県遺族連合会と共催で第57回平和慰霊大行進を開催し、参加者は戦没者の御霊を慰め、世界の恒久平和を祈念し、摩文仁へと行進した。

 

摩文仁の丘を目指し行進する参加者

摩文仁の丘を目指し行進する参加者

梅雨が明け、強い日差しの下、午前8時30分、本会からの参加者遺族67人をはじめ県内外から約7百人が、糸満市役所前の南浜公園広場に参集し、平和祈願大会が開催された。

午前9時、水落会長、古賀誠本会名誉顧問らを先頭に、団旗を掲げた平和行進団は、最後の激戦地となった糸満市摩文仁を目指し出発した。参加者たちは、砲弾降りしきる中歩き続けた戦没者が辿った道程を一歩一歩踏みしめながら、犠牲者の冥福を祈り、世界の恒久平和を願い8.3キロを行進した。午前11時、平和祈念公園に到着して、沖縄県全戦没者追悼式会場に入場すると、式参列者から大きな拍手で迎えられた。

全戦没者追悼式には、安倍晋三内閣総理大臣、衆参両院議長、外務、防衛、厚生労働、沖縄担当の関係閣僚が出席し、県内外の遺族ら約5千百人が参列して、正午の時報に合わせ黙祷を捧げた。追悼式では、各代表が献花し、宮城会長が追悼のことばを述べ、沖縄県の高校生が「平和の詩」を朗読するなど、会場内は世界平和を願う祈りに包まれた。

 

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