地方だより

母さんありがとう
福島県遺族会遺児の会「母に感謝する会」を開催

福島県遺族会遺児の会が、日本遺族会創立60周年などに合わせて「母に感謝する会」を初めて開催し、戦没者の妻として戦後を生きた母親達の苦労をねぎらった。
会は平成19年9月5日、福島市飯坂町の穴原温泉・山房月之瀬で開かれ、遺児の会会員、その母親ら合わせて約90人が参加した。
一重靖夫会長が「今まで県遺族会を守り、私たちを育ててくれて心から感謝したい」と挨拶。遺児の会から「六十年 父なき後を 守り来し 皺ふかき母 笑顔やさしき」の言葉を染めた記念の手ぬぐいが、母親一人一人に手渡された。
母親を代表して後藤ツネ女性部長が、「皆さんの温かい心に感謝しながら、これからも元気に頑張っていきたい」とお礼を述べ、全員で「母さんの歌」を合唱し閉会した。

平和祈念館に零戦を寄贈
滋賀県遺族会会長山田利治氏

滋賀県東近江市の山田利治氏(県遺族会会長)は、所有している零式艦上戦闘機(零戦)を平成20年同市に建設が予定されている平和祈念館に寄贈することとした。
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平和祈念館に寄贈された零戦
第二次大戦中、旧日本海軍の主力戦闘機であった零戦。この度山田氏が寄贈する零戦は、9年前に茨城県で発見された全長約8.5メートルで地元収集家から購入したもの。
同零戦はプロペラがなかったため、長年山田氏は探し求めていた所、平成17年8月に横浜市の金沢・柴漁港漁師が底引き網で引き上げたことを知り、このプロペラを譲り受けた。
漁師は、「戦後60年に見つかるとは何かの因縁」と話し、山田氏は「零戦の展示で、子供達に戦争の悲惨さ、命の貴さなど正しい歴史が伝えられると思う」と話している。

学童疎開60周年交流会を開催
妙高市遺児の会

平成17年8月、新潟県妙高市遺族会遺児の会は、学童疎開60周年交流会を開催した。
昭和19年8月、4人の教員と寮母に連れられ新井町(現妙高市)の新井別院に、東京都葛飾区・都立奥戸国民学校初等科の児童111人が集団疎開してきた。その新井別院が平成17年春改築されることになり、遺児の会が中心となって当時の地元の同級生に呼びかけ、学童疎開60周年交流会を開催。地元同級生、遺児ら128人と当時の学童疎開生38人が別院での「集団疎開学童の碑」の除幕式、記念撮影に臨んだ。また別院本堂で学童疎開生及び地元同級生の物故者法要が行われた。
厳しかった疎開当時の思い出を語り合った交流会は、戦争のない平和な世界の実現を誓い散会した。