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平成30年度慰霊友好親善事業実施状況

2019年01月24日

お知らせ

本遺族会は、厚生労働省の補助事業である「戦没者遺児による慰霊友好親善事業」のボルネオ・マレー半島、マリアナ諸島、トラック・パラオ諸地域を実施した。3地域に総勢39人の遺児が参加した。

ボルネオ・マレー半島

安齋満本会評議員(福島県遺族会会長)を団長とする北ボルネオ・マレー半島慰霊友好親善訪問団は、9月26日全国の遺児代表6人(他付添1人)が東京の靖国会館で結団式を行い翌27日、彼の地で慰霊のためマレーシアの首都クアラルンプールに第一歩を印し、翌日ボルネオ島に渡島それぞれ縁の地へ向かった。

ボルネオ島では、コタキナバルの南135キロのボーフォート西方の海岸付近に位置するカルカン村を訪れ、村の古老に当時縁のある場所に案内され慰霊祭を行いご英霊を弔った。さらに、標高2千メートル程の山々が連なるクロッカー山地を越えメララップへ。現地住人に聞き込みをし、当時野戦病院があったメララップ小学校周辺のカシアイ地区の河原で慰霊祭を行い、亡き父と語らった。また、ボルネオ島北西遥か海域で船舶と運命を共にした亡き父に、コタブルのランパヤン海岸で慰霊祭を行い家族の近況を報告。ブルネイ・ダルサラーム国では、ブルネイ河畔で慰霊祭を行い亡き父の冥福を祈った。

その後、マレーシアのラブアン島に場所を移し、守備隊玉砕の舞台となったラブアン飛行場で慰霊祭を行う。時折り爆音をたて戦闘機が上空を舞い、亡き父に語り掛ける声がかき消されながら、共に散華された英霊の冥福を祈った。

友好親善事業の一環では、コタキナバルの障害者施設に車椅子を、高校では学用品等を寄贈し、日本語を学ぶ生徒たちと交流会や植樹が行われた。

日本語を学ぶサバの中高生らと談笑する団員
日本語を学ぶサバの中高生らと談笑する団員

10月4日、ラブアン島の「ボルネオ戦没者の碑」前で、在コタキナバル領事事務所松尾弘子所長、ラブアン評議会代表参列のもと、全戦没者追悼式を挙行し、ご英霊に感謝と哀悼の誠を捧げ、5日帰国の途についた。

マリアナ諸島

田原政信本会理事を総括団長とするマリアナ諸島慰霊友好親善訪問団は、10月10日、全国の遺児代表21人が靖国会館に集合し結団式を行い、靖国神社にて昇殿参拝後、前泊の成田へ移動。翌11日亡き父の眠るマリアナ諸島に向け、2班に分かれて出発。

A班一行はグアム島の又木山、サイパン島のタッポーチョ山、西海岸(パウパウビーチ)、サイパン神社を巡り、B班一行はサイパン島のサイパン神社、地獄谷、タッポーチョ山、テニアン島のカロリナス、タガハウスパークを巡りそれぞれ慰霊祭を執り行い、亡き父に積年の思いを語りかけ、共に散華された英霊の冥福を祈った。

15日午前には、サイパン島の北マリアナ公立病院を訪問し、車椅子等を寄贈現地の方々と友好を深めた。

同日午後、サイパン島マッピの「中部太平洋戦没者の碑」前において、在サイパン領事事務所の篠田欣二領事参列のもと、全戦没者追悼式を挙行し、中部太平洋諸島及び周辺海域で戦没された英霊に感謝と追悼の誠を捧げた。

「中部太平洋戦没者の碑」前で全戦没者追悼式を挙行
「中部太平洋戦没者の碑」前で全戦没者追悼式を挙行

同夜、篠田領事をはじめ日本人会、日系人会の代表を招いて懇談会を開催し、現地の関係者と親睦を深めた。

全日程を終了した一行は、所期の目的を果たし、16日全員無事帰国した。

トラック・パラオ諸島

池中征司本会監事とするトラック・パラオ諸島慰霊友好親善訪問団は、10月20日、全国七都府県の遺児代表12人が東京・千代田会館に集合し結団式を行い、靖国神社で旅の安全を祈願し昇殿参拝を行った。靖国神社では秋季例大祭最終日であり、訪問団は参拝に際し、三笠宮瑤子女王殿下ご参拝後、ご会釈を賜った。

三笠宮瑤子女王陛下よりご会釈を賜る
三笠宮瑤子女王陛下よりご会釈を賜る

翌日グアムで1泊し、22日ミクロネシアのチューク(春島)に到着。午後、病院に車椅子を寄贈し、州政府を表敬訪問するとともに島内で個人慰霊祭を行い、亡き父の冥福を祈った。23日はトラック環礁内北西方面を望み洋上で花を手向けて父たちを弔った。夕刻グアム経由でパラオ共和国のコロールに向かうこととなったが、台風26号が発生し、グアムで2泊の滞在となった。

トラック環礁内で海に日本酒等を手向け、父の冥福を祈る団員
トラック環礁内で海に日本酒等を手向け、父の冥福を祈る団員

26日朝コロールからスピードボートでペリリュー島に渡り、同島の海軍司令部跡、三戸山付近、南湾で亡き父たちに積年の想いを語りかけた。最南端の「西太平洋戦没者の碑」前で全戦没者追悼式を挙行し英霊に慰霊の誠を尽くした一行は所期の目的を達成し、27日全員無事帰国した。

 

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